kaznの隠れ錬治小屋

書きたいことを適当に書きます

AGDQ2024現地参加レポート

2024年1月14日~21日にアメリピッツバーグで開催されたAwesome Games Done Quick 2024に走者として行ってきましたので参加レポートを書きます。

AGDQとは?

AGDQはAwesome Games Done Quickの略で世界最大規模のSpeedrunイベント「GDQ」の冬版です。
GDQは夏と冬の年二回行われ、夏のGDQはSGDQと呼ばれてます。

事前にやる事

・飛行機の予約
ESTAの申請
・ホテルの予約
・荷造り
・GDQ参加者登録(ワクチン接種証明の提出)
・GDQ走者・解説用Discordの参加
・Speedrunに関する情報収集の為のフォーム提出
・スタッフ・司会・解説とのやり取り

GDQに採用されたことを前提として書いてますのでGDQのアカウント登録や採用前の走るゲームの提出方法は割愛します。
飛行機、ホテル、ESTAの申請、荷造りは海外へ行くなら必須なのでどの道しなきゃいけませんがそれ以外にやる事が結構多いです。
飛行機とホテルは早めに予約すると良いです。ホテルはGDQのスケジュールが発表されると早く予約が埋まってしまいます。
ホテルは埋まってない状態ならGDQが指定したホテルで予約しないといけないです。
赤字の項目については詳細にお話ししたいと思います。

GDQ参加者登録(ワクチン接種証明の提出)

ユーザープロフィール画面にある参加者登録フォームを記入して申請をします。
入場者数に上限があるの埋まる前に申請します。
3回のワクチンの接種証明が必要でアプリからスクショした海外用の接種証明を提出しました。
自分は海外走者なのか承認に約2週間ほどかかりました。承認されると画像の様に黄緑のチェックマークが入ります。
アカウントに残高が無いと書いてありますが自分は走者で参加料はかからないので特に何もしませんでした。

GDQ走者・解説用Discordの参加

運営からユーザープロフィールに登録したメールアドレスに専用のDiscordに入るようメールが来ます。
やる事は参加するだけなので簡単ですが参加期限がメール受信日から2週間弱と短いです。
しかも期限を過ぎるとスケジュールから除外される可能性があるとの事で実質採用取り消しになります。
自分は中身をよく見ないで放置してたのですが期限の一週間前に重要な内容だと知り、慌てて参加した経緯があります。
またDiscordサーバーの招待期限も1週間しかなく、参加しようとした時には期限が切れていてた為、運営に再送のメールをするという余計な手間が発生しました。

スタッフ・司会・解説とのやり取り

英語が殆ど分からないので司会が自分に声をかける所は代わりに解説に言うようお願いしました。
スタッフへは空港から会場までの移動方法、ゲーム関連で自分が持っていく物を聞きました。

現地入り

出国~ホテル

1空港経由で飛行時間はおよそ15時間。最初の飛行が11時間ほど。
絶対に暇になるが機内の映画やドラマは興味ないものばかりなのでそれ対策で持ってきたノートPCから「24」を一気見しました。
幸い隣がいなかったので楽な姿勢を取り、エコノミー症候群を回避。機内食は美味かったです。
次の空港で入国審査がありますが滞在先、滞在理由、滞在期間を聞かれるくらいです。
入国審査を終え、次の便へ搭乗。ピッツバーグに着いたがここで立ちはだかったのが会場行きのバス探し。
何番のバス停なのかが分からず色んな人に聞きまくった。そしてギリギリ7時のバスに乗る事に成功。
冬のピッツバーグはめちゃくちゃ寒い。関東の冬と同じ感覚で行くと普通に風邪ひくんじゃないかと思う位寒い。
ホテルにつき、解説にホテルについた旨を連絡し、シャワーやら食事やら諸々やって就寝。

イベント当日

自分の出番の6時間前に起床し、日本人視聴者のKanaさんと解説のWeathertonさん,Brodyさんと合流。
Kanaさんには翻訳やスピーチの原稿作成のサポートをしてもらい、感謝と言う言葉で言い尽くせない位めちゃくちゃ助かった。
RUN前に近くのサンドイッチ店で腹ごしらえ。ドリンクのチョコ&ミルクは冷たいミルクココアで思ったより甘すぎず飲みやすかったです。
ホテルに戻ったら本番直前になったので会場へ。後ろには観客が大勢いて緊張で心拍数がMAXに…
前の走者が完走寸前の所までだが隣のステージ席に着席。自分の番が来るまでは軽く練習したりスピーチの原稿を書いたりしてました。
ここで一つトラブルが。事前に確認した時は日本語版のゲーム機を使うと聞いてたが会場で出てきたのはUS版でした。
US版だと僕の使ってる日本語版のカセットが差さらないので解説が用意したUSのゲーム機でも使える日本語版を使いました。
youtu.be
そしてついに自分の番がやってきた。この時は周りを見たりすれば余計緊張するのは分かってたので目の前の画面にだけ集中するようにした。
実際RTAが始まった時はプレイに集中してた訳ですが難しい技を成功させると過去に見た動画の雰囲気通りで拍手喝采が沸き起こって自分も緊張を忘れてテンションが上がりました。
やはり初のオフイベだからか普段使ってるモニターとか違うのを使う事に慣れてなかったので普段なら成功する様な技も結構ミスった。
しかし失敗しても冷静に対処。何だかんだで完走して、最後にスピーチをして自分の番を終えた。
出番を終えれば後はお楽しみタイム。会場とは別にあるGDQが設備したアーケードコーナーに行ってピンボールを少し楽しんだ。
ピンボール以外にもドンキーコングと言ったレトロゲーやmaimaiと言った音ゲーもあった。ゲーセンにある様な筐体がずらりと並んでいたがどれも無料で遊べる。
その後はフリースペースで解説とマリオカート64の対戦を楽しみ、近くの中華で食事。食後のサービスで出てきたフォーチューン・クッキーで中の紙ごと食べたのはいい思い出だ()
正直出番終えた後も気分がふわふわしてて素に戻るのに大分時間がかかった。明日が早いので早めに就寝。

イベント翌日

午前4時位に起床。Uberを使って空港に行き、飛行機で約1時間半後、NYに到着!
空港の時点でピッツバーグとは大分雰囲気が違った。

ずっと行きたいと思ってたウォール街にやってきた。建物がいかにも金融街っぽくていい!
フェリーからみたウォール街。こういうのはただ眺めてるだけで楽しい。
他にも有名人が通うピザ屋、タイムズスクエアニンテンドーストアに行ったりとNY観光を楽しみました。

帰国

1空港経由で飛行時間は計21時間ほど。正直疲れが溜まってるので帰りの飛行の方が辛かった。
後、手荷物が経由先か目的地の空港で受け取るのかを確認するのに時間を食ってしまい余計に体力を消耗した。最後の方は疲れすぎてあまり写真を撮る余裕もなかった。
珍しく最後の便だけでは絶対寝れないであろうエコノミークラスで1~2時間ほど寝ていた。日本に帰国し税関を済ませ、帰宅。
税関検査は用紙に書く項目があったが意外と適当に書いても問題なく検査をクリアできた。こうしてAGDQの旅を無事終えました。

AGDQ参加後のSNSのフォロワー数の変化

Twitch 約200人増加
Youtube 10人増加
X 約15人増加

Twitch配信の平均視聴者数も10~20人増えました。GDQの影響力はやはりでかいです。

感想

結論から言うと行ってよかったです。アメリカと言う舞台で最大規模のSpeedrunイベントで披露するという滅多にできない体験をできたのが良かったです。
また拍手喝采が起こる現地ならではの雰囲気を楽しむことができたのも良かったです。ただ英語が殆ど話せなかったのはやはりつらかったです。
話せてたら色んな人と話せてもっと楽しさの幅が広がると思います。ただそれ含めても非常に思い出に残る素晴らしいイベントだとそう感じました。